京都で前撮りするなら男性の衣装は紋付羽織袴!注意すべき点は?

公開日:2023/02/15  


近年、結婚式の前撮りで和装を選択する人が増えてきています。これは結婚式でウェディングドレスを着用することが多いので、前撮りでは和装を選択するからでしょう。基本的に男性の婚礼衣装は紋付羽織袴です。さまざまな色のバリエーションがあるので、自分の好みに合わせて選択しましょう。こちらでは選ぶ際の注意点を紹介します。

前撮りで新郎が着る衣装は黒五つ紋付羽織袴

正礼装といわれていて、もっとも格式が高いものです。新郎和装の王道で、現在は着用する機会がめったにないので、フォトウェディングの機会に着用してみましょう。

羽織および羽織紐

新婦が白無垢などの正礼装であれば黒の羽織を着用します。羽織紐は白色です。

長着

こちらも羽織と同じ色の黒を着用します。

長襦袢および半襟

長着を着用する前に身に付ける肌着が長襦袢です。半襟は長襦袢の襟元に縫い付けられています。

代表的な袴は仙台市で製造されている絹織物です。国内の絹織物のなかで最高級品といわれています。そのほかの袴もスタジオなどで用意されているので参考にしましょう。

色は決まっていて白の扇をもつようにします。

草履

畳表とよばれる畳の表面と同じ素材が使用されています。そのため履き心地がよいでしょう。鼻緒は白が一般的です。

新郎新婦に人気の紋付羽織袴の色

黒以外にもさまざまな色があります。自分がどのように見られたいのかによって色を選択しましょう。

新婦の衣装に合わせることが重要です。新婦が白無垢などの正礼装であれば黒の和装を選択します。黒は格式高くどっしりと構えている印象を与えられるので、男性らしさや強さを演出できるでしょう。

袴の黒と白い羽織袴は絶妙なバランスを保っています。従来から人気を集めている色なので、ベーシックなものを好む人におすすめです。軽やかな明るい印象を与えたい人に向いているでしょう。

黒はかしこまった印象を与えますが、青は黒ほどそのような印象を与えません。ややカジュアルに見せられます。とくにネイビーは日本人の顔のかたちに似合う色といわれているので、興味がある人は試してみましょう。

個性を演出したい人におすすめの色です。これまであまり選択されてこなかった色ですが、最近は人気を集めています。人と同じ衣装では満足できない人は挑戦してみましょう。奇抜な印象を与える緑ではなく、見ている人に安らぎを与える緑を選択することで、優しい雰囲気を演出できます。派手な印象を与える黄緑ではなく深緑がおすすめです。

グレー

白の明るさと黒の高級感を合わせたのがグレーです。両方のよさを取り入れることで、爽やかさをプラスできます。

ブラウン

自然のなかで撮影するボタニカルウェディングにおすすめの色です。土の色と同じなので、広大な大地を連想させます。また、丸みのある柔らかい印象を与えられるので、そのように見られたいときはこちらの色を選択しましょう。

紋付羽織袴を着用するときに気をつけること

いろいろと注意するポイントがあります。だらしない印象を与えないように、着付けのときにはスタッフのサポートを受けましょう。姿勢にも注意してください。

試着のときにちょうどよいサイズのものを選択する

自分では分からないのでスタッフのサポートを受けながら試着しましょう。花嫁の衣装と相性を合わせてくれるので安心してください。

姿勢に気を付ける

猫背気味の人は姿勢に気を付けましょう。頼りない印象やだらしない印象を与えてしまいます。生涯残る思い出の写真となるように、とくに気をつけましょう。

衿元

首元から鎖骨にかけてのラインが見えやすくなってしまいます。肌襦袢を着用すると見た目が悪くなりませんが、丸首の下着を着用していると、襟元から見えてしまうのです。それを防止するために、Vネックの下着やUネックの下着を着用しましょう。

家紋

写真撮影のときには家紋が見えるようにします。丸まった姿勢で家紋が隠れてしまわないようにしましょう。

袖口

普段から腕時計を付けている人は外すようにしましょう。シンプルに着こなしたほうが和装は似合います。ブレスレットなどの余計な装飾品も身に付けないようにするのがおすすめです。

裾の長さが長すぎると歩くときに踏んでしまいます。また、裾の長さが短すぎると見た目がだらしなくなります。ちょうどよい長さは、足袋の上部が見えない長さです。階段を上り下りするときは、足元がおぼつかなくなるので転倒しないように気を付けてください。そして、冬場は脚が冷えてしまいます。暖かくなるタイツのようなものを穿くようにしましょう。

まとめ

和装を着用する機会が減少したので、慣れない紋付羽織袴に悪戦苦闘するかもしれません。ですが、生涯思い出に残る写真を撮影するためにも、きちんと着こなしましょう。スタッフのサポートを受けて着用しますが、少しでも衣装が乱れないように当日は慎重に行動してください。また、姿勢に気を付けることや足元が滑って転倒しないように注意しましょう。これからの夫婦の門出を祝う大切な前撮りなので、後悔しないようにしてください。

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