前撮りの撮影場所はどこを選ぶ?選び方のポイントと魅力を比較!
結婚式の前に、ウェディングドレスや白無垢、色打掛といった衣装を着て撮影することを前撮りと呼びます。前撮りは、ホテルやチャペル、フォトスタジオなど、さまざまな場所で撮影できるため、どこを選んだらよいか悩む新郎新婦も多いでしょう。それぞれの撮影場所の魅力や選び方をご紹介します。
「ホテル」で前撮り撮影!
ホテルでの前撮りでは、落ち着いた雰囲気のなかで、ウェディングらしい写真を残せます。着付けやヘアメイクも、ホテルの中の美容室で行える場合は、移動の負担もなく、着崩れの心配もありません。
ホテルならではの豪華な撮影ができる
ホテルでの前撮りでは、大きな階段やシャンデリアなど、それぞれのホテルのコンセプトに沿った、豪華な内装を活かした撮影が可能です。とくに、階段を使ったウェディングドレスの撮影は、長いトレーンが美しく見せられるので人気のカットです。廊下が広くとられているので、ウェディングドレス姿でも移動しやすく、天候にも左右されない点が魅力です。
おしゃれな外観を活かせる
ホテルのおしゃれな外観を活かした撮影も、前撮りにぴったりです。フロントやロビーに続くホテルの入り口は、ホテルの顔となる部分なので、よく見ると外観にもそのホテルらしさが表現されています。ホテルの名前やロゴマークが入っている正面玄関で撮影すれば、素敵な思い出になることでしょう。
日本庭園やガーデンがあるホテルも
ホテルによっては、室内だけでなく、敷地内の庭園で撮影できることもあります。とくに日本庭園は、四季折々の景観が美しく、和装での撮影がよく似合います。人気のシーズンは、早い時期に予約が埋まってしまうこともあるので、ホテルでの前撮りを検討している場合は、早めに問い合わせましょう。
「チャペル」で叶えるロマンティックな前撮り撮影!
結婚式と言えば、ウェディングドレスを着て、チャペルのバージンロードを歩く姿をイメージする人も多いことでしょう。チャペルのなかには、結婚式だけでなく、前撮りで撮影できる場所もあります。
感動的なシーンを再現できる
指輪の交換や誓いのキスといった、チャペルでの結婚式ならではの感動的なシーンも、前撮りで写真に収められます。結婚式当日は、大勢のゲストを前にして緊張してしまい、思ったような写真を残せなかったということもあるので、ふたりだけでリラックスしながら撮影できるのは、チャペルでの前撮りのメリットのひとつです。
神聖な雰囲気でこだわりの撮影も
昼間の明るい光の中での撮影も素敵ですが、夜になりライトアップされたチャペルでの前撮りもとても魅力的です。キャンドルが飾られたり、バージンロードが明るく照らし出されたりすることで、ウェディングドレス姿をより美しくやわらかい印象に見せてくれます。こだわりの撮影をしたい新郎新婦にとって、思い出に残る時間になるでしょう。
チャペルで前撮りするときの注意点
チャペルでの前撮りを希望する場合は、撮影だけでチャペルを利用できるかを、あらかじめ確認しておきましょう。結婚式が多く行われる時期は、挙式で埋まってしまい、前撮りの時間が作れない場合もあります。また、外部カメラマンの立ち入りが禁止されている場合もあるので注意しましょう。
「ロケーション」と「スタジオ」どちらがいい?
前撮りには、自然の中で撮影するロケーション撮影と、フォトスタジオのセットの中で撮影するスタジオ撮影の二種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
ロケーション撮影の魅力
自然の美しさや街並みを活かした写真を撮影できるのが、ロケーション撮影の魅力です。開放的な雰囲気のなかで、動きのある撮影がしやすいので、写真に慣れていない人もリラックスして臨めるでしょう。自然な姿や表情を残してもらえます。
また、撮影小物の持ち込みができる場合、撮影地の雰囲気に合わせて、手作りのガーランドやフォトプロップスを持ち込めば、オリジナリティのある写真を撮影できるでしょう。
スタジオ撮影の魅力
スタジオ撮影では、それぞれのフォトスタジオに用意されているこだわりの背景セットの中で撮影できることが魅力です。また、ドレスやタキシードの色に合わせて照明も調整されるため、イメージに近い写真の仕上がりになるでしょう。寒暖差も影響しないので、真冬の寒い時期や真夏の汗をかいてしまう時期でも問題なく撮影でき、ヘアメイクが崩れてしまうこともありません。
どちらにするか迷ったら
ロケーション撮影と、スタジオ撮影の大きな違いのひとつは、天候に左右されるかどうかです。スタジオ撮影なら雨でも問題ありませんが、ロケーション撮影の場合は延期となる場合が多いため、仕事の都合などで予定変更が難しい新郎新婦には負担になるでしょう。
また、費用に関しても若干の差があり、一般的にはロケーション撮影より、スタジオ撮影の方がリーズナブルに撮影できます。なぜならロケーション撮影は、撮影地までのスタッフの交通費や、撮影場所での利用料がかかる場合があるからです。新郎新婦でスケジュールや費用面をよく相談して、無理なく撮影できるスタイルを選びましょう。
まとめ
一言で「前撮り」と言っても、撮影場所やプランはたくさんあります。前撮りを検討し始めると、いろいろな撮影例や参考になる写真を見ることになり、どれも素敵に思えてきて決められなくなることもあるでしょう。自分たちが優先したいものは、撮影地なのか、日程なのか、予算なのかによっても、検討できる幅は変わります。どのような撮影をしたいのか、前撮りで何をかなえたいのかを明確にして、後悔のない前撮りをしましょう。