八幡堀ってどんなところ?前撮りにもおすすめ!
近江商人の発祥の地、滋賀県近江八幡市にある八幡堀は、観光地として有名なだけではなく、前撮り撮影の定番のスポットとしても有名です。情緒あふれる景色は数多ある中で、八幡堀が前撮り撮影で多く訪れられている理由はどこにあるのでしょうか。そこで今回は、八幡堀で前撮り撮影が行われる理由について紹介します。
八幡堀とは?
八幡堀は、古く安土・桃山時代に、豊臣秀吉の甥にあたる豊臣秀次が築いた八幡山居城の城下町にめぐらされた全長4,750メートルにもおよぶ人工水路です。豊臣秀次は、八幡堀と琵琶湖をつなぎ、湖を行き来する舩を城下内に寄港させることで、人・モノ・情報の往来を活性化し、近江商人の発祥と発展に大きく寄与しました。
その結果、近江国(現在の滋賀県)において、東海道最大の宿場町であった大津と並ぶ賑わいを見せることとなりました。戦後、陸上交通の発展に伴い水路の役割が廃れていくとともに、高度経済成長期における排水の質の変化などにより荒廃が進み、一時埋め立ての話もでていましたが、市民と行政による協力や連携を通じて風情のある風景を取り戻すことができ、今では近江八幡の街づくりのシンボルとなっています。
風情漂う街並みが魅力の「八幡堀」は前撮り撮影にもおすすめ!
八幡堀では、水路の両脇に昔懐かしい石垣の街並みが続く風情漂う景色を見ることができます。水路脇は石畳の遊歩道が整備されており、菖蒲をはじめとする緑も豊な場所となっています、昔懐かしい街並み、水路を往来する屋形船、水面に映る緑豊かな景色など様々な姿を感じることができます。同じ場所であっても方向や角度によって全く違う印象を与えるということから、多くのバリエーションの写真が撮影することができます。
また、晴天であれば澄み渡る青空、曇天または雨天であってもしっとりした街並みを背景に撮影することができ、限られた日時の中で撮影しなければいけないことが多い前撮り撮影にも適したロケーションであるといえます。
八幡堀は、風情溢れる昔懐かしい街並みと、天候を問わず雰囲気のある写真が撮影できるロケーションが前撮り撮影で人気のある理由となっています。交通アクセスもよく、京都から少し足を伸ばすだけで情緒あふれる美しい水と町のシンフォニーを感じることができます。フォトジェニックな雰囲気が漂う写真をおさめるために、ぜひ八幡堀を訪れてみてはいかがでしょうか。