夏の京都で前撮り!暑さ対策やおすすめの時間帯
京都市は周囲を山に囲まれた盆地のため、夏は暑くて冬はとても寒いという特徴があります。とくに近年の夏の気温は日中に体温よりも高くなる日があり、熱中症になる恐れがあるため要注意です。女性が着用する白無垢や色打掛は布団にくるまっているようなものですので、和装姿で気温の高い夏に屋外で前撮りをする際は暑さ対策が必要になります。
時間帯を工夫して暑さ対策をする方法とは
真夏の時期の京都市内中心部は日中の気温は40度近くに上昇して人間の体温よりも高くなるため、京都駅の周辺では熱中症で倒れた人を病院に搬送する救急車を頻繁に目にすることがあります。祇園白川や上七軒などの街並みは前撮りのロケーションで人気がありますが、これらの観光スポットは市街地の中ですので気温が高くなります。
ただ、夏の日中は気温が高くなりますが、朝晩の時間帯であれば比較的過ごしやすいことが多いです。このため、気温が高くない時間帯を選ぶことで暑さ対策をする方法があります。屋外で撮影をする際のおすすめの時間帯は朝7時から8時頃です。
どれほど遅くても9時までには撮影を終了させて涼しい場所に避難をするようにしましょう。早朝の涼しい時間帯に前撮りを行う場合は、かなり早い時間に写真スタジオに行ってメイクや着替えなどの準備を始める必要があります。
場合によっては早朝5時とか6時に準備をスタートすることもありますので、遠方から来られる場合は前日に写真スタジオの近くのホテルに宿泊をするようにしましょう。
ちなみに祇園などの街中にあるロケーションでは午前中の観光客が少ない時間帯しか撮影許可が下りないケースが多いのですが、早朝の時間帯を選ぶことで暑さ対策もできます。早朝であれば観光客の姿もまばらですので、通行人などが写真に写り込まないようにできるというメリットもあります。
ロケーション選びを工夫して暑さ対策をする方法とは
真夏の京都市内中心部は文字通り殺人的な暑さになりますが、市街地から離れた山林であれば日中でも涼しくて快適に過ごせる場所があります。京都市には真夏の日中でもあまり暑くならず快適に過ごせる観光スポットがありますので、これらの場所で撮影をすることもよいでしょう。
真夏でも涼しくて快適に過ごせる観光スポットには、嵯峨野嵐山・伏見稲荷の鳥居の道・貴船神社や鞍馬寺・宝ヶ池公園・大原・下鴨神社と糺の森・上賀茂神社などがあります。これらの観光スポットの多くは京都市内中心部から少し離れていますが、周囲が山や森・竹藪などに囲まれていますので夏でも涼しく快適に過ごせます。
ちなみに嵯峨野・嵐山や貴船は、かつて冷房が存在しなかった時代に都に住んでいた貴族の避暑地とされていました。夏の時期に京都で前撮りをお考えの方は、暑さ対策のために自然が豊かで涼しく快適に過ごせるような場所を選ぶとよいでしょう。
京都では室内でも前撮りをする方法もあり、伝統的な日本家屋である京町家を改装したスタジオや宿泊施設(町家旅館)の中で写真撮影をできます。町家旅館の中には写真撮影サービス付きの宿泊プランも用意されていますので、夏に京都観光を楽しむついでに宿泊先の建物の中で前撮りをする方法もあります。夏の京都は暑いというイメージを持たれることが多いのですが、暑さ対策のために撮影場所を上手に選んでみてください。
撮影当日にできる暑さ対策の方法とは
夏の日中に和装姿で前撮りをする場合には、しっかりと暑さ対策を行う必要があります。暑さ対策の基本はこまめに水分補給をすることで、撮影の合間に意識して水を飲むようにしましょう。人間は体温を下げるために汗をかくことがありますが、別の方法でも体温調整を行う機能が備わっています。
体温を下げるために、毛細血管を拡張させて体内の熱を放出させる作用があるのですが、血管を拡張させるためには水分が必要です。脱水症になると体温調節機能が働かず多くの汗をかいてしまいます。人間の体が持つ体温調整機能を働かせるためには、多めの水分を補給しておくことが大切です。
ただし一度に大量の水分を摂取しても吸収できずに排出されてしまいますので、体が吸収できるペースでこまめに水を飲む必要があります。体内の水分量をキープするためには電解質も必要ですので、必要であればスポーツドリンクなども活用しましょう。
水分補給に加えて、団扇(うちわ)・電池式の小型扇風機・携帯型冷却パック、などのグッズを活用して暑さ対策をする方法もあります。撮影の合間に扇風機を使って体温を下げたり、撮影時以外はなるべく日陰に入ったりしましょう。
日陰に入ることができないような場所であれば、日傘や帽子などを使用して直射日光を浴びないようにすることも大切です。必要であれば、旅行前に暑さ対策のグッズを購入して持って行くようにしましょう。
夏の京都で前撮りを予定している方は、暑さ対策を考えて時間帯や撮影ロケーションを上手に選ぶことが大切です。屋外で撮影をする場合はこまめに水分補給をして、小型扇風機や冷却パックなどの暑さ対策用のグッズを活用するようにしましょう。